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【予祝】野球日本代表チーム世界一奪還おめでとうございます

いや~おめでとうございます。WBCの決勝でアメリカ vs 日本なんて野球ファンにはたまらん最高の舞台でしたね。初回大谷の3ランホームランから始まり、正尚、村神様のタイムリー、今永の粘りの投球、ヌートバーのファインプレイもあって、もう日本代表のすべてを発揮できたよね。
でもアメリカも手強かった。キャプテンであり大谷の同僚マイク・トラウトは2本のホームラン。トラウトだけではなくムーキー、アレナド、ゴールドシュミット、シュワーバー、タッカー、アンダーソン、リアルミュート、ターナーと強打者揃い。このスター軍団相手によく勝った!本当にお前さんたちは強い侍になった!...まぁこれくらい予祝しといたら大丈夫やろ。

予祝もほどほどにして、現実の世界の話をすると、今日のメキシコ戦やばかったね。しびれる試合で面白すぎた。しかも明日はアメリカ戦ですごく楽しみにしているのだが、仕事ェ....。今日の試合が終わってから、今までずーっと明日有給で休み取らんかったことを後悔している。だってメキシコ強いねんもん。負ける可能性あるのに有給取られへんやん。これは日本代表を信じなかった俺と吉川が悪い。

それにしても今日の試合序盤の展開は重かった。メキシコの先発はエンゼルス所属で大谷と仲良しのサンドバル。サンドバルは左打者からの被打率が非常に低く、左打者が多い日本打線は苦戦が予想されていた。しかも日本打線は1~5番まで左が続くということで、スターティングラインナップを見たときは「これ大丈夫かぁ」と思ったよね。
で、いざ試合が始まるとメキシコ先発のサンドバルは絶好調で日本打線が打てる気配はなく、佐々木郎希が先に3ランホームランを打たれてしまった。この時点で正直「あ、コレ負けたわ」と思ったよね。僕は日本の投手力は世界でも通用すると思っているが、打者のレベルはかなりメジャーとの開きがあると思っている。だからロースコアのゲームを制すしかないと思っていたところにいきなり3点取られて、しかも相手のサンドバルは絶好調だったからね。この時点では「明日有給取らんでよかった~」と思ってましたね。

その後、後続の山本由伸が3点で踏ん張り続けて、7回に吉田正尚の3ランホームラン。っぱ正尚よ。僕はここ数年、日本最高の打者は吉田正尚(大谷は別格)とずっと言い続けてきたので、「ほら、見たか。NPBにもすごいバッターはいるんだぞ。レッドソックス良い買い物したよ。」と勝手に誇らしくなった。この段階でイケると思った僕は明日有給を取らんかったことを後悔し始めた。

しかし、その次の回に山本由伸が1アウトからアロザレーナに二塁打を打たれる。このアロザレーナは手ごわかった。躍動しすぎてて、今日はアロザレーナDAYかと思ったよね(実際は春分の日でした)。岡本のホームランボールをスーパーキャッチするし、その後も日本の打者のいい当たりが全部アロザレーナに取られるし(打球判断も守備範囲も素晴らしいのよ)、あの腕組みのパフォーマンスかっこいいし。アロザレーナの1プレーでメキシコに流れを引き寄せてたんで、日本で言う大谷のような存在やったね。
その後、なんやかんやで2失点してしまい、スコアが5-3になったところで「あ、コレ負けたわ」と思った。終盤に点を離されるのはキツイよ。「明日有給取らんでよかった~」と思いましたね。

だけど日本は8回に1点を加えて、9回の先頭バッターは大谷。右中間を破るツーベースを放つ。これ大きかった。日本国民も日本代表のチームメートもみんなが「同点いけるやん!」ってなったと思う。そして村神様のサヨナラタイムリーにつながるわけですね。もうね、最高に面白い試合すぎて、野球がもっと好きになりましたよね。

そして、明日はトラウト率いるアメリカとの決勝。奇しくもトラウトと大谷はともにエンゼルスでプレーするメジャー最高峰の選手同士。チームが弱く、シーズンでは優勝に無縁の2人がWBCの決勝で相まみえる。今回のアメリカ戦にはそういうシナリオも加わって、めちゃくちゃ盛り上がりそうなんですよね。ほんまにずっと「俺なんで有給取らんかってん」と後悔してるよね。
生で見れないので、仕方なく明日の決勝は録画をした。情報をシャットアウトして、夜に1人WBCを開催する予定だ。情報飛び交うこの現代社会で果たして、情報をシャットアウトできるのか?

僕は第一回WBCでもこのシャットアウトチャレンジをしたことがある。当時中学生だった僕は決勝のキューバ戦を見たかったのだが、なんとその日に部活の練習試合が入っていたのだ。決勝の試合を見たすぎた僕は仕方なくVHSに録画をして、他の部員には「WBCの話はするな”部員"!!」と釘を刺しまくった。


ベン・ベックマンみたいに部員に何もさせませんでしたね。

練習試合の帰り道にあった駄菓子屋に寄る際にも「ちょっと待てよ...いやちょ待てよ!もしも駄菓子屋にテレビがあったとしたら?ここで駄菓子屋に行くのは得策ではない。お前たちだけで行きなさい。」と徹底して情報を遮断した。部員によると本当に駄菓子屋の中にテレビがあり、試合が流れていたらしい。そんなファインプレーもあって、この時は見事に情報遮断に成功した。

ただ当時はまだガラケーの時代で情報は今よりも取得しにくかった。そのため情報のシャットアウトに成功できたが、今の時代で情報をシャットアウトするのは至難の業だ。だけど僕は結果だけじゃなく、過程も楽しみたい。それが新の野球ファンというものだろう?とりあえず携帯は機内モード、周りの人にも「WBCの話はしないで」とお願いしてみようと思う。それでも試合結果を知ってしまったら、それはもう仕方がないと割り切るしかない。俺がそこまでの男だったという話。とりあえず明日に備えるわ。