おれと時々ねこのブログ

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男やのにレディースアパレルで働いてたでい!

男の癖にレディースのアパレルショップで働いてたと言えば俺やろ。たまにレディースで働いてる男の人見ませんか?僕も新卒で入社した会社(なんか知らんけど採用された)がレディースのアパレルブランドを展開する会社だったのですが、男でもまずは販売からということで店頭に立ってました。なかなかレアな経験だったと思う。そんな貴重な体験から僕が感じたことを書いてみようと思う。

①コーディネートの組み方が分からない
まずはじめに困ったのはなんといっても女性のコーディネートの仕方がわからない。「とりあえずタンクトップにスカートでええやろ」みたいなそんなレベルでしたね。そらスカートなんか履いたこともないからどうやって合わすかも分からんし、靴もヒールとかついてるし、あとオフショルってなに?(見取り図の声で再生されたやろ)みたいな感じでしたよ。
だから当時はレディースのアパレル雑誌とか買って勉強してたわ。やってたらだんだんわかってくるもので、コーディネート提案もできるようになったし、おすすめのアイテム紹介みたいな店舗ブログも書いたりしてましたよ。

②声かけ
レディースに限ったことではないと思うんですが、声かけがしんどいね。特に僕が働いていたブランドはヤング層に向けたものだったので、かなり声かけを重視した接客スタイルだった。でも声かけされるの嫌いな人の方が圧倒的に多いんで、ほんとに数うちゃ当たるみたいな感じで声をかけまくる。たまに入店して、すぐ出ていくみたいなお客さんもいたんですけど、そんなお客さんでも声をかけないと怒られてました。「いや今のは無理やろ...。」なんて言い訳も許されない。

アパレルやったらヤングレディースが1番声かけすごいと思うね。他のお店でも客として店内入ったら(彼女とかの付き添いで入ったときね。さすがに俺が単体で入ってたらやばいやろ。)いつのまにか声かけられてるからね。「恐ろしく早い声かけ。俺でなきゃ見逃しちゃうね。」って俺も言うやろ。


僕も声をかけられるのは嫌いなんですけど、自分も声かけをする立場になってからは「この人もやらな怒られるんやろな」って他人事には思えなくなりましたね。温かい目でみてあげましょう。

③男の店員が嫌な客もいる
レディースのお店やねんから女の店員さんがいいって言う人もそらおるやろ。俺も「女の人に変わってください」って言われたことあるよ。なかなか言いづらいけど、自分の買い物なんやから遠慮なく言っていいと思うね。俺は全然嫌な気持ちにならへんし、「よう言うた。その意気やよし!」って逆に思ったね。


群将カイゼルさんもきっとそう言うやろ。

でもそんな俺と話したくて来店してくれるお客さんもおったよ。ありがたいですねぇ。わざわざしゃべりに来てくれるだけでもうれしいもんなんですよね。1時間くらいしゃべってたら店長に「あんだけ時間使ってTシャツ一枚しか売れんかったんかい!」って怒られたわ。

④店長こっわ
もうね、店長にめちゃくちゃ怒られたね。店長がめちゃギャルで怒ってる時の顔怖かったわぁ。「ライオンやん」って思ってましたね。よく「ここはレディースやねんからお前も女の子と同じ接客をしろ」と言われました。「はい」って答えてたけど心の中では「俺は男や」って思ってましたね。試着室から出てきたお客さんに向かって「わぁ~かわいい~。お似合いですぅ~」なんて俺には言えなかった。そんなこんなで通算274回くらい怒られましたね。怒られ慣れすぎて、裏で怒られた後にすぐ笑顔で接客できるようになりました。さすがの店長も辞めるときに「あんなに怒られてるのにすぐ笑顔になれるのはすごいな」って褒めてくれたよね。