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【祝】野球日本代表チーム世界一奪還おめでとうございます

いや~WBC2023のアメリカ戦本当に勝ててよかった。大谷対トラウトで幕を閉じるなんて「できすぎやろ。漫画やん。」って思ったね。僕は前の記事にも書いた通り、仕事のため試合をリアタイすることはできなかった。だが、どうしても試合を楽しみたかった僕は試合を録画して情報遮断をし、帰宅できるかというチャレンジをした。日本代表の戦いの裏で俺の戦いも始まっていたのだ。果たして俺は、家に帰るまで情報遮断することに成功したのか?

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今回の戦(いくさ)にはかなりの試練が俺を待ち受けていた。まず会社に着くなり俺は「録画してるんで、WBCの結果教えないでくださいね」と周りに釘を刺した。俺の周りは野球に興味のない人ばかりなのだが、これだけ盛り上がっているWBCはさすがに釘をさしておかなければならないだろう。

しばらく仕事をしていると、まず最初の試練がきた。なんと会社のチャットアプリで「日本が2-1でリード!」とメッセージがきたのだ。しかも野球興味ない人から。思わず「ぬおぉぉ!」と声が出た。そしてすぐさま「情報遮断してるんで、教えないで...」と返事をした。思わぬところから試合速報が入ってくるほど、今回のWBCは注目度が高い。周りの人も面白がって「試合速報教えようか?」なんて俺をいじってくる。もちろんみんな勝ち負けやスコアについては触れないのだが、俺くらいの野球ファンになると、みんなの話している内容で試合展開が読めてしまうのだ。みんなが話していた内容は以下の通り。

・大勢って選手は苗字が大勢なの?
→あ、大勢投げてるんやってわかってまうて。大勢が投げてるということは競ったゲーム展開だと予想できてしまう。

・12時前に「もう終わったみたいだよ」といわれる
→8時から試合が始まったとして、4時間以内に試合が終わっていることから荒れたゲームではないことが予想できる。ロースコアだったんだなとわかってしまった。

・いやぁメキシコ戦を超える試合になるとはね
→メキシコ戦は終盤にシーソーゲームを展開した。ということは終盤に盛り上がる展開が予想できる。しかもその言い方的に「日本勝ったんじゃね」と思ってしまった。

・勝ち負けとかはわからんけど、優勝セールとかあちこちでやるんかな?安くなってほしいな~。
→うん、勝ってるね。ダメだよ言っちゃ。

もうね、何も言わないでほしかった。この時点でなんとなく勝ったんだとわかってしまったので、帰ってからの楽しさ半減だなという感じだ。それでもまだはっきりと勝敗はわかっていないので、お昼休憩は食堂にいかない(テレビがあるため)、携帯はずっと機内モード、話してる人の近くにいかないなどの策を講じ、なんとか就業時間を終えた。
あと問題は帰りのバスだ。バスの中でWBCの話をしているやつがいるかもしれない。いつもバスの中は静かだし、イヤホンがあるから大丈夫だろうと思っていた僕だが、この後、最大の試練が待ち受ける!!(ガチンコファイトクラブ風)

なんといつもは静かなバスに「クソデカボイス野球大好き野郎」が2人乗り込んでしまったのだ。しかも僕の隣に立っていた。音楽を聴いているので、話している内容は聞こえてなかったが、それでも音楽のイントロ部分や曲と曲のつなぎ目の静かなところで断片的に話し声が聞こえてくる。「ダルビッシュ」「大谷」「藤浪」「キャッチャー」などの単語を発している。藤浪はWBC出場してないやろと思ったが、確実にWBCの話をしている。「ジーザス...。ここまで来てまだ試練を与えるのですか?神よ。クッソ…途中下車するか?!」いろんな考えが頭をよぎったが、音楽のボリュームをあげたり、腕で耳を防いだりしてなんとか耐えた。そして彼らは僕が降りるまでの30分野球の話をし続けた。野球好き同士で話すの楽しいのはよくわかる。俺も野球話はいつまでもできる。ただ今日だけはやめてくれ。そして声のボリュームを下げろ。正直イライラしていた僕に「殴ろうか?」と心の中のジローラモも語り掛けてきた。


エースがサカズキに殺されたときのガープ状態だった僕だが、俺の中の理性(センゴク)がなんとか俺を押さえてくれた。

他にも彼らが話してきた内容でこんなことが聞こえてきた。

・あの監督の考え方がわからん

・でも優勝してほしかったな(聞き取りづらかったが、そう聞こえた気がした)

非常にネガティブな内容だ。「あれ、もしかして負けたの?」とてっきり勝ったものだと思っていた僕は混乱した。結果的に勝ち負けがよく分からない状態で録画した試合を見れたので、非常に楽しめた。今回の情報遮断チャレンジは完ぺきではないものの成功といってもいいのではないだろうか。それにしても俺の周りは野球興味ない人ばっかりで助かった。明確に話していたのが、バスの中の2人だけだったなんて「ここほんまに日本か?」と思ったね。改めて日本代表おめでとうございます。夢と希望をありがとう。