おれと時々ねこのブログ

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勝ちたいんや

僕は見てわかる通り大の阪神ファンだ。父が大の阪神ファンであり、僕が子供の頃は晩御飯の時に決まってサンテレビで放送されている阪神の試合が映されていた。全く野球に興味がなかった僕にとってはとても退屈な時間だったのだが、やはり一家の大黒柱である父親の力は強く、チャンネル権はいつも父親のものだった。

そんな僕だが2003年はなぜか野球を見てみようと思った。全くルールが分からない僕は「犠牲フライってなに?」とか「金本はいいバッター?」なんて父親に質問をしながらどんどん野球の知識を得ていき、それと同時に阪神タイガースの事をどんどん好きになっていった。

2003年の阪神は強かった。1番に天才バッター今岡、2番に盗塁王の赤星、3番にアニキ金本、4番に人気ナンバーワンの桧山、5番に長距離砲のアリアス、6番に実家が檜風呂の片岡、7番に勝負強い男前の矢野、恐怖の8番藤本、いい打線だった。投手陣にも沢村賞の井川、メジャー帰りの伊良部、ダンディな下柳、バッティングも最高なムーア、暗黒時代のエース藪などなど。最高のタレント揃いだった。
それまで万年Bクラスと言われていた阪神だが、4月から勝ちを積み上げていき、あっという間に優勝マジックが点灯。

俺「今日の先発井川か。勝ったな。」
父「今日は藪やな。」
俺「藪か。サウスポーの投手やったな?」
父「右利きやな。」

すっかり阪神ファンになっていた僕と父との野球談議も盛り上がる。結局、前半の勢いのまま阪神はリーグ優勝を果たすのだが、優勝の瞬間に父親と抱擁をしたのを今でも覚えている。なんせ18年ぶりの優勝だ。父親もうれしかったに決まっている。「俺がファンになった年に阪神が優勝か...おれ持ってるなぁ」と思わざるを得なかった。実際に俺は持っているし、持っていない時でも持っていそうな雰囲気を醸し出す。

阪神は前回の優勝から18年間優勝していない。奇しくも2003年の時と同じ状況だ。そして前回の優勝監督である岡田監督が昨年末に就任。なんだか運命を感じずにはいられない。3月にはWBCワールドベースボールクラシック)が始まる今年は僕もさすがに気合が違う。僕は大学の友達に新年から開口一番「今年はやるぞオイ。なんか感じるだろコラ。なぁ!やるな?今年は」と話しかけた。それなのにあいつらときたら「なにが?あけましておめでとう」なんてとぼけた返しをしやがって全く。阪神のことに決まってるのに。

ここで今年の僕のセリーグ順位予想をお見せしよう。

1位 ヤクルト
なんやかんや言ってやっぱりヤクルトでしょ。村神様がいる間はヤクルトはかなり強いと思いますね。それに加えて山田、塩見、オスナ、サンタナもいる強力打線。ここに勝つのはなかなか大変やでこれは。

2位 巨人
あんまり評価されていない巨人だけど、俺はやっぱり強いと思う。まず主力が安定してるし強力。打線には坂本、丸、岡本、中田といった経験豊富なバッターが並ぶ。投手力に少し不安があるかもしれないが、戸郷、菅野に加えて去年若い投手が少しづつ出てきた。そして注目しているのが井上温大(はると)。去年やったか忘れたが、日本代表相手に投げている球を見て驚いた。まるで阪神の高橋遥人じゃないか。しかも名前まで同じときた。今年要注目の投手ですよ。

3位 DeNA
ここはやっぱり打線。佐野、牧、宮崎は強力。ここにオースティンが加わったらもうどうしたらええねん。そして投手もよくなってきた。正直、巨人と2位争いをすると思っている。巨人を2位にしたのはやっぱり巨人は強いという俺のイメージがそうさせた。

4位 阪神
阪神は若い選手が多いチームなのでハマったときに爆発力があるチームだと思う。けど巨人のように安定して成績を残せる選手が少ないと思うので、4位という予想。課題はやっぱり打撃。投手陣は素晴らしいので、補強した外国人選手や若手の突き上げがあれば優勝の可能性だってあるチームだと思う。やっぱり一番見てるチームなので評価も厳しめになってしまうため、毎年低めに予想しがち。でも優勝してよ。

5位 広島
3連覇時代の黄金期から主力の選手がFAやメジャー挑戦なんかで随分入れ替わった印象。今はこれからの黄金期に向けての準備期間だと思う。若い選手も多いので、阪神同様若手選手の突き上げがあればAクラス入りもあるかも。新井監督の采配にも注目。

6位 中日
中日も阪神同様に打撃が課題のチーム。投手は大野、柳に加えて高橋宏人と言う将来のエースになりそうな若いピッチャーも出てきた。今年の注目は新外国人のアキーノ。彼が大当たりなら上に行く可能性もある。