おれと時々ねこのブログ

おれのこととか猫のこと書くでい!

スシローでバイトしてたけどなんか質問ある?

僕は高校1年生の頃から大学4年までの7年間スシローでバイトをしていた。7年間もバイトをしていれば、スシローに愛着も沸く。たくさんの社員さんと一緒に働いたし、お昼休憩はバイト仲間とお店で寿司を食べた。近年は虚偽広告があったり、客による迷惑行為があったりでいろいろと騒がれているが、僕は今でもスシローが好きだし、回転ずしに行くならスシローに行く。

バイト先をスシローに決めたのは、幼馴染の友達から「スシローにバイトの面接の電話したで」と電話がかかってきたことがきっかけだ。この友達とはもともと「高校に入ったら一緒にバイトしようぜ」と話していたので、一緒にバイトを探して、一緒に応募するものだと思っていた。「勝手に一人で電話すなよ」と思いながら僕は慌ててスシローに電話をした。

その後、無事バイト面接に合格したのだが、なぜか友達は面接に落ちていて「いやお前落ちるんかい」と思った。結局、この友達はマクドナルドでバイトを始めたのだが、数年後に「バイトの掛け持ちするわ」と再びスシローの面接を受け、合格した。スシローバイト歴では先輩の僕が「あの先輩は厳しいから気をつけろよ」とアドバイスをしてあげたのだが、そいつはバイト初日に「あいつからあの先輩には気をつけろと言われました」と言いふらしており、「なんでやねん」と思った。

スシローの仕事内容はなかなかハードで、僕はキッチンで働いていたのだが、とにかく早くきれいにお寿司を作ってレーンに流す。やることは単純なのだが、なんせお客さんが多いので、すぐにレーンのお寿司はなくなるし、オーダーにも対応しないといけない。僕の店舗ではピーク時は待ち100名を超えることもあった。ピーク時はとにかく忙しくて、時間が早く過ぎるように感じるし、汗もかく。寿司は鮮度が大事なので、スシローの厨房は冬でもクーラーがかかっているのだが、そんな環境でも半袖で仕事をするくらい体を動かすのだ。ちなみに当時の時給は今ほど高くなくて、高校生で750円の時給だった。僕は「なんでやねん」と思った。

こんなにも忙しかったスシローだが、僕が働いていた当初は回転寿司業界ナンバーワンではなかった(当時はかっぱ寿司が1位と言われていた)。お店は今みたいに綺麗じゃないし、注文するときに使用するタッチパネルもない、自動で席を案内してくれるシステムもないし、テレビにCMも出していなかった。僕が働いた7年間でスシローはどんどん業績を上げ、回転ずし業界でナンバーワンになった。そして僕が大学4年の頃には僕が働いていた店舗も改装して、とてもきれいなお店へと変貌した。

そんなスシロー黎明期を働いてきた僕は今でもスシローに行くとOB感を出して、「レーンすかすかやん。こりゃキッチン追われとんな。ワイがキッチンおったらレーンに寿司溢れさせとるけどな」と言うし、友達がレーンのお皿を取ろうとしたら「その寿司乾いてまんで。やめときなはれや」と言うし、「今はお皿の後ろにICチップがついとるから自動的にずっと流れている寿司はカットされるけど、ワシらの時代はそんなシステムもなかったから自分たちで目利きや。そのおかげでワシは乾いてる寿司は見ただけで分かる」と大声で話すため、「黙れ」と呼ばれている。

とにかく僕はスシローが好きだ。スシローは社員もいい人が多いし、衛生面も気を付けている方だと思う(少なくとも僕の店舗ではそうだった)。15分に1回作業場をアルコール消毒し、つけている手袋を外して、入念に手洗いをする。コロナが蔓延している今ではマスク着用は当たり前のルールだが、それよりもずっと前の僕が高校生の頃からキッチンはマスクをつけるルールができたし、結構いろいろやってんですよ。今スシローは踏ん張り時だと思うし、こういう時こそ俺が店舗に行ってやらなければいけないと思っている。頑張れスシロー...お前がナンバー1だ。